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内容語 & 機能語 ってなんだろう ~ 英語発音の観点から

更新日:11月7日




こんにちは♪ 英語発音指導士®の平田明子です。

11月ですね~。

もう今年も2か月しかない!でもまだ2か月もある!!笑

私はやろうやろうと思いつつできていないことがたくさんあるので、これからスパートをかけて年末までがんがん駆け抜けていきたいなと思っています。

皆さんも一緒にがんばりましょう!

さてさて、今日は「 内容語 & 機能語 」というお話です。 一つ一つの音素を正しく出すことももちろん大切ですが、英語の発音においてはこの「内容語と機能語が作るリズム」が英語らしさのカギを握っているといっても過言ではありません。



最後に動画も置いていますので、ぜひぜひご一緒に口を動かして、英語らしい話し方を体感してみてくださいね♪






 

1 内容語、機能語とは



内容語(Content word)

「情報を持った言葉であり、それだけを並べてもある程度意味が分かる」

名詞、動詞、形容詞、副詞など

    


機能語(Function Word)

「主に文法的な役割を持ち、それだけを並べても意味をなさない」

冠詞、前置詞、代名詞、be動詞、助動詞、接続詞など



・・・・・。


「う~む」という感じですね。笑 実際の文章で見ていただいた方が速いと思います。 例えば 


It’s time for breakfast. という文章だと


time breakfast ・・内容語

it's for ・・機能語



というわけです。要するに

「伝えたい情報を持った言葉」が内容語

それ以外が機能語

という理解で差し支えないと思います。





2 英語発音においての内容語と機能語の扱い方



英語発音においては、この内容語の「伝えたい情報を持った言葉」というコンセプトが非常に重要です。



私はこれを「光の言葉」と呼んでいます。当然、それ以外の言葉は「影の言葉」です。 そして、この光と影=内容語と機能語のメリハリが織りなす美しい流れが英語の魅力だと私は思っています。


では実際どのように光と影を作って英語らしいリズムを作っていくか。 ぜひ口を動かして一緒にやってみましょう♪


先ほどの文章だと、光の言葉は「時間、朝ごはん」なので、まず

time ! breakfast ! とはっきり二拍で言ってみます。



「ブレックファースト」と日本語読みにならないよ うに、それぞれのアクセントのところ(赤字)で拍をとってください。 その後、その二拍を崩さないようにして、影の言葉 It’s for を戻します。



It’s time for breakfast !



「イッツタイムフォー・・」と言っていたらとてもじゃないですがこの文章を二拍では言えないので



It’stime が出る前に、もはや口も動かさないくらい弱く速く

forbreakfast の直前に「 f の音さえ鳴ればいい!」という感じで



意地でも(笑)二拍の中に入れていきます。 どうでしょう、二拍のままで言えましたか?



このように、文章においては内容語(光の言葉)のさらにそのアクセントが文全体のリズムを決めます。



もう一つ例文を見てみましょう。



I went to the library to study for the test.



赤字の単語が内容語です。

発音する際にはさらにそのアクセント(下線部)だけに光が当たります。



なのでこの文章だと全体を四拍で言えるように練習をします。 先ほど同様、影の言葉は極力口を動かさない感じで弱く速く、四拍を崩さないように入れていってくださいね。(ぜひ動画でご一緒に!)



ここに英語と日本語の決定的な違いがあります。

日本語では、たとえばこの文章なら

「テスト、勉強、 図書館、行った」と内容語だけを並べたときと

「私はテストのための勉強をしに図書館へ行った」とフルセンテンスで言ったときでは

文全体の長さがすごく変わりますよね。



でも英語の場合は、機能語を戻しても内容語の決めた拍が増えない!=長さがほぼ同じ!



went, library, study, test と並べて言ったときと

I went to the library to study for the test. とフルセンテンスで言ったときの拍がなんと同じ四拍、言い終わる時間もほぼ同じなのです!



いやぁーー、英語っておもしろいですね!



というわけで、私たちが伝わりやすい英語を話すためには

「文章の中の全部の単語をきちんと言う」のではなく



「内容語の、さらにそのアクセントの音のみで文章のリズムを作る」



ことを心がけると良いということになります。



 

いかがでしたか?


「内容語と機能語」という文法用語を理解するというよりも、発音においては常に「伝えたい言葉とそうでない言葉」という意識でリズムとメリハリをつけていけるとよいですね♪



ぜひ、動画で練習してみてください。





筆者 プロフィール


国際英語発音協会認定・英語発音指導士®

EPT®英語発音テスト 100点

EP-Pro®指導者向け英語発音技能検定 特級​満点

TOEICスコア 955  /  ​岡山県在住(海外経験なし)

​EPT英語発音テスト対策推薦校・英語発音専門スクールPAL英語塾

https://www.palhatsuon.com/  著書:「最短で英語発音を変える本」 https://amzn.asia/d/jjDBf28


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